釣り堀屋はブラックフライデーで何を買ったのか

バイクに乗らなくなって久しい。従って季節はkeepaからの通知で知覚するようになった。今年は業務で使うものを大量に登録していたためわんさか通知がきて「あぁもう冬だな」と思ったわけである。そんな季節の感じ方はむなしいものだが、どっこい買い物は楽しい。早速紹介に入りたい。

1.ハンドソープ

界面活性剤の研究開発力は花王 > ライオンだと思うが、様々検証した結果お客様にとっても私たちにとっても最も良いハンドソープはキレイキレイと判断し、ずっと使っている。特に私たちは1日に50回以上は手を洗うので肌への影響は最小限に抑えたい。4リットルであってもあっという間になくなってしまう。

【業務用 大容量】キレイキレイ 薬用 泡ハンドソープ 液体 詰替え用 4リットル

2.ハンマー

6ポンドは持っていたが、どこかに行ってしまった。私は「なんでそんなものなくすんだ?」というものをよくなくす。6ポンドは取り回しはいいのだが、固い地面に単管を打ち込むのにはちょっとパワーが足りないので今回は10ポンドを買った。結論、重すぎた。「はじめの一歩」の猫田銀八のトレーニングのようである。春に私の背筋が異常に発達しているか、突然デンプシーロールを繰り出してきたら10ポンドのおかげと思って欲しい。

グラスファイバー柄 両口ハンマー 10ポンド

3.ブロワー

用途は二つ。炭起こしと掃除だ。ブロワーに差なんてあまりないように思うが、マキタのバッテリーはたくさん持っているので結局マキタ沼である。枯れ葉はシャレにならないくらい落ちてくるし、風はやつらを池にまき散らしてくる。事前に対処しておくのが吉だ。ただ、本懐は炭起こしだ。今はうちわで仰いでいるわけだがどうにも効率が悪い。焼き芋を作っているのだが、ここでの炭温度のコントロールに使えそうである。

マキタ UB185DZ 充電式ブロワ

4.防水ボックスと延長コード

冬支度として欠かせないのが凍結防止だ。飲食店として、凍結したら終わりだからだ。ところが当店は様々な制約があり凍結防止は簡単ではない。それは後日記す。ひとまず電熱線で暖めるためのコードが必要で、なんちゃって防水仕様にしておいた。

RESTMO 防水 コンセントボックス

5.鉋(カンナ)

人生4回目の購入だ。いかんな。カンナはなぜか工具箱から旅立ってしまう寅さんのようなやつである。冬はやることが盛りだくさんで、ベンチや生簀やキッチン用の棚や看板の製作が待っている。それぞれカンナは必須である。カンナは奥が深く私のDIY力では到底扱いきれないので安いものにした。

角利産業ミニ鉋 刃幅42mm

6.50mホース

クローバーは駐車場も含めると敷地が1000坪ほどある。雪が積もってしまったらスコップによる雪かきなどではとても完了しきれない。自然相手に鎧袖一触の策などあるわけがないのだが、我々も空手というわけではない。武器は水だ。この「無限の11度水」でなんとか雪を溶かせないだろうか検討している。実験結果はまたお知らせする。

グリーンライフ ホース ホースリール 50m 内径15㎜

7.温度計

焼き芋の研究をしているのだが、この研究と実験に用いる。芋の中心温度を60~80度で長時間固定し、βアミラーゼの活性をマネジメントするのに使う。買ってからすでに同じものを持っていることに気付いたのだがどうせなくすからまぁいいだろう。

TANITA 温度計

8.毛布

クローバーはキッチンも含め湧き水を使用しているため、そのままでは「飲食店として提供する水」としては要件を満たしていない。飲食用は特別に濾過・殺菌・滅菌をする必要がある。そのための一時貯水タンクの水は冬に凍ってしまうかもしれないのだ。水道屋さんに「毛布を掛けてね」と言われていたのを忘れていたので購入。どれほど効果があるのかはわからないが「毛布を掛けてあげる」という大切な人にしてあげる行為を、その人を見つける前に貯水槽に対してしてあげることになったのは感慨深い。

何の変哲もない毛布

9.冷凍弁当

当店は-18度前後の普通の冷凍庫と-60度まで冷える急速冷凍庫の2台を保有している。冷凍は奥が深く、味も日持ちも様々変化がある。普通の冷凍庫では味が崩れてしまうものも急速だと問題ないこともあるし、かき氷の氷は二つを使い分けることで味が変わる。というわけで、最近普及が加速している冷凍弁当を味の素やニチレイなど大手で食してみて、その秘密を探ろうとしているわけである。冷凍できる食材や調理品が増えればオプションも増やせるのだ。

ニチレイ アットホームバル 冷凍弁当20食セット 

10.Adobe CreativeCloud

前職はデザイナーやディレクターがたくさんいたためライセンスもたくさんあったわけだが、環境は変わった。特定の時期にとても安くなるAdobe製品であるから、ずっと待っていた。年7万はなかなかの価格だが、前職はソフトウェアの利用料が年3000万だったので安いもんだと思うことにしたい。20年ぶりに本格的に触ることになるわけだが、ソフト利用料と学習コストの合計に見合う成果を得られるか、大変危ぶまれている。

Creative Cloud コンプリート オンラインコード版

11.電気毛布

特段ゲーマーというわけでもないがバウヒュッテ製品を買うことになることが多い。日本メーカーだから、痒いところに手が届く商品多いのである。それにしても白石は寒すぎる。私は大変に寒さに弱い。まだ12月だが、凍死もやむなしと思っている。良い商品だったがまだ足りない。着る毛布も追加購入した。なお、こんなものは経費で落ちるわけはないので個人購入である。

バウヒュッテ ボックス 電気毛布

バウヒュッテ 着る毛布 ダメ着2020

12.生活者マインド

浮世離れしている私には必読のもので、毎年欠かさず読んでいる。サービス提供者でありプロモーションを立案する人のリファレンスが間違っていては話にならない。この本はそんな私にとって指定校正機関のような存在だ。トルクレンチと同じで、使えば使っただけ狂うかもしれないし、使わなくても狂う。だから1年に一度、良き市井の感覚の解像度を上げる必要があるのである。なお、Amazonのリンクにしているが新品の本はヨドバシで10%還元されるのでオススメである。

生活者マインド大全: 365日の生活者のリアルが見えてくる!

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釣り具関連が全く出てこないのがうちらしいが、こんな感じで冬への支度が概ね完了した金曜日であった。