決算が出た
クローバーを運営する当社の決算が出た。結論としてクローバーの1年目はクソ赤字であった。
会社にはほかにも事業があるため、この部門の黒字と相殺し会社全体ではわずかな黒字となったが、クローバーだけだったらあえなく倒産であった。
何の巡り合わせか思いがけず始まった釣り堀屋のおかげで、会社はどでかい債務超過となった。
職業や経験柄、決算書を分析してくれとか経営のアドバイスをしてくれと言われることもたまにあり、先日は友人の会社のものも見せてもらって「これ倒産寸前じゃね?資金調達もっとするのと経費節減しないとヤバいぞ」なんて話をしたところだったが、どっこい自分の会社はもっとヒドいわけである。あるあるである。
PLはなんとでもなるのでいいのだが、特にヒドいのがBSだ。債務超過だから負債が多いのは当然としても、そのほかの資産も大して金を稼ぐためのものではなかったりする。
経営をもし一つにテーマに絞れと言われれば「理念を実現し続けるBS作り」になると思うが、そういう意味では全く実現できていない。
とはいえ楽天家の私は悲観しているわけではない。
- 私たちが最も得意で、かつ競争優位を持っている(と思っている)分野が3つあるのだが、そのどれもまだ使っていない。とにかくこの一年は顧客を知ることとオペレーションの改善に専念してきたからだ。
- 上記に関連して、集客は全くと言っていいほどしていない。リピート施策も同様である。クローバーは集客がとても楽なポジションにあると予想しているのでまぁなんとかなるだろう。前期の当初広告予算は300万円であったが、結局使わなかった。
- 借金は多いが、とは言え私から借りているだけで、銀行は経営者からの貸付は資本金と同じ扱いだから(利子を取らない、定期的に返済しない、劣後させるなどの条件はあるかもしれないが)資産超過と思うことにしよう!(強引)。
今期はというと
- 集客を開始する。広告予算は昨年使わなかった300万であるが、当店に合うメニューがあまりなく使い切れない可能性があって困っている。
- GW/お盆に向けた準備を早くから始める。去年は11時からGWに向けた準備を始めたのだが、それでも遅かった。大型連休があるたびに口コミが悪くなり評判も落ちる(待たせる/接客が雑になるため)ので、対策を打たねばならない
- 投資としては厨房の改装、外壁と屋根の補修がある。もうすぐ完成だ。この投資はBSの焼け太りにはならないだろうから、よかろうと思っている
- ネットが使えないという致命的な弱点はあるが、1秒でも早く、一つ一つを正確に、全体として付加価値を高めるリソースの使い方というのは数多あって、オペレーションはまだまだ改善できる。
- 「1年目は現場を知る、2年目は集客、3年目にプロダクト転換」という創業当時の計画通りではある。プロダクトで残っているのは、音のデザイン、香りのデザイン、景観のデザイン、人づくりなどで、どれも大変だがやりがいもあり、時間も掛かる。
黒字だの赤字だのはどうでもいいのであるが、資金が続くかは謎である。リフォームは1000万以上掛かっていよいよ経営は綱渡りの様相であるが、想定外のことが起こりまくりキリキリする生活は楽しい。人生単位で見れば倒産しても大して影響はないしね。鈍感すぎるのであろうか。

