ミミズ事業が黒字化した
今夏は忙しくミミズを丁寧に扱えていなかった。その上、連日30度超えの油照りにも関わらずぼーっとしていたのか大量の米ぬかをそのまま投入してしまった。
理の当然、飼育箱内で発酵し発酵熱で土中がとんでもない温度になってしまいあえなくほぼ全滅、一敗地に塗れる失態である。
お盆前には2万匹程度はいたと思うのだが死児之齢であり、フタにへばりついて難を逃れた200匹程度での再スタートとなってしまった。
初期計画ではすでに今ごろ5~6万匹程度まで増えている算段だっただけに痛い。そして冬である。標高450mで極寒の白石、ミミズにとっては繁殖どころか生きていくだけで精一杯である。ごめんな。
さて、最近はミミズを注文される方が増えている。店内にはどこにもミミズとは書いていないのにお客さんはどこで知ったのであろうか、なぜか注文があるのだ。タダで差し上げることも多いのだが、本当は1ケース500円ということになっている。これまで30回程度注文されたと思うので15,000円の売上である。
売上のタシにしようなどと思ったことはなかったのだが、よくよく計算してみると投資分は回収しているようだ。
ミミズを入れている箱は3つで、合計1万円ほど。その場所の賃料が年間1000円くらいとして(家賃相場である固定資産税の10倍くらいで計算)、魚の内臓を細かくするミキサーが7000円、日々送られてくるDMをシュレッダーに掛けてエサにしているのだが、そのシュレッダーが3万くらい、気が向いたときに与えている牡蠣殻が一掴み20円くらいだ。
これでは赤字と思われるかもしれないが、デカい貢献はここではない。産業ゴミの削減コストだ。当店は45リットル袋で350円の費用が掛かる。魚の内臓やら豚汁の廃棄やさつまいもやらがでるわけだが、奴らはこれらをモリモリ食べてくれる。
正確なところはわからないが、恐らく平均で月に6袋分くらいは廃棄ではなくエサとして済んでいるので、6袋×350円×1年で25000円/年である。
売上拡大より経費削減の方が業績貢献効果は高いので、両面で貢献するミミズ君は優秀である。かわいいやつだ。
当初目論んでいた「魚の餌にする」にはまだまだ足りないのだが、この1年でだいぶ分かってきたことも多い。その証拠に9月頃に全滅寸前まで減った個体数は、冬である現在でも増え続け、恐らく今4~5000匹くらいには復活している。ミミズの子供は大量にいるし、元気である。加えて卵胞が大量にある。卵胞は寒さにめっぽう強く、彼らはこのまま越冬してくれる。従って春までには1万匹程度までは復活しているはずだ。今年の冬までには10万匹を達成できると踏んでいる。
まぁ元々ミミズの売上や黒字などにはハナから興味は無くどうでもよい。それよりもこんなに身近にいて誰でも知っている生き物なのに、よく考えたらワケ分からなすぎる形や性質・生態の観察が楽しいのだ。
今後については、ミミズは最強の栄養土壌作成マシーンということを踏まえさらなるエコシステムを作ることに挑戦するべく着々と準備を進めている。これが完成すれば、ミネルヴァの梟が飛び立つだろう。
長くなるのでその辺はまた今度。
釣り堀屋のブログを読んでいるはずが、気づけば延々とミミズの話を読まされているのは申し訳ない。だがここまで読んだあなたも一体どういうことなのか。
まぁアクセスが一番多いページの一つがミミズの話だったりするし、よしとしよう。


